現政権のトップを題材にした日本映画史上初めての作品とのこと
映画「新聞記者」の制作チームが菅義偉首相の素顔に迫る
作品の出来云々は別として制作チームの勇気に拍手を送りたい
〈内容〉
今、一番日本人が知りたい男の素顔に迫るドキュメンタリー
官房長官時代は人事権を駆使した官僚掌握術や独自に張り巡らせた情報網でも知られている
信頼する側近たちを重用しながら、メディアをコントロールする影の支配者として君臨
いつの間にか日本中が思惑通りに管理・支配されるのではないかという不安がよぎる
国会質問で不誠実な答弁を繰り返すことで政治の関心を国民から奪うための緻密な戦略にさえ見えてくる
もしかしたら我々は権力を行使したいだけの実体のない人物に日本を預けてしまったのではないか…?
就任直後に番記者たちと口にしたパンケーキのようにふわふわに膨らんで美味しそうに見えて、中身はスカスカ?の政権を作ったのは果たして誰なのか?
「義偉バクチ打ち伝説」
周囲の反対を押し切り節目節目で大胆な行動をとってきた菅氏の半生
世論の反対を押し切り五輪強行開催という博打を打つ
若者の投票率の低さが問題
投票しても現状は変わらない
批判すること自体を悪くみている人達が出てきている
〈感想〉
所々に日本の状況を風刺するアニメーションも盛り込まれており、シニカルな笑いを誘う
バラエティ映画として観るのが良いか?或いはホラー映画として観るのが良いのか?
ミニシアターの劇場内は主に高齢者でかなり席は埋まっていたが、若い人はちらほらだった